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― 西洋古典原論 ―


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Author:兎狐
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    -ārius (SĪCĀRIUS)
    接尾辞 -ĀRIUS は本来、形容詞の接尾辞である。名詞接尾辞としてのこの接尾辞はそれゆえ、二次派生的である。名詞接尾辞としては、男性形は -ĀRIUS (-ī)、女性形は -ĀRIA (-ae) 、中性形は -ĀRIUM (-ī) として、辞書ではそれぞれ見出し語に掲載される。二次派生的ではあるものの、この接尾辞は元となる形容詞 (-ĀRIUS -a -um) を持たず名詞接尾辞としてのみ機能する場合がある。たとえば、sīcārius (-ī) 「刺客」は男性名詞であるが、これは名詞 sīca 「短剣」から直接派生しており、推測される形容詞 *sīcārius (-a, -um) は理論的にしか存在しない。このように、-ĀRIUS の名詞接尾辞化はしばしば散見されるところである。

    とりわけ男性名詞形成接尾辞としての -ARIUS に焦点を当ててその意味を調べていると、まずその大多数が手工業に携わる者、あるいは何らかの役職にある者を指す語であることが見て取れた。すなわち、この接尾辞の意味機能は「~を製造する人」、「~の役職に携わる人」というような概念の形成が主である。

    キケローの『カティリーナ弾劾』 第一演説の第八節に falcārius という語が登場するが、これは「鎌造り職人」を表す語である。これは名詞 falx 「鎌」から派生しているのであるが、ここからこの接尾辞の意味だけを取り出すならば、「それ(鎌)を製造の対象とする職人」ということになるだろう。一方で、先のsīcāriusは「短剣製造者」ではなく、どちらかといえば「(それを役職として)短剣に携わる人」であり、ここから「刺客」の意味が生じているものと捉えるのが妥当であろう。 これは、例えば arcārius 「会計官」 (< arca 「金庫」) に見られるような接尾辞の働きを基としていると言える。

    この他にも、そのベースとなる語の意味によって様々にその働きを導出することが出来るが、それらを一々隈なく調査するのは時間の無駄というものである。なので、適当にこのあたりで切り上げることにする。



    【2013/07/18 22:46】 形容詞 〔接尾辞〕 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)




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