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― 西洋古典原論 ―


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Author:兎狐
自然栽培農家。のら仕事に出ているので更新はまちまち。
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    PINGO 「塗る、描く」の語源
    Gamkrelidze & Ivanov の Indexes で PINGO を引くと、 "Semantic dictionary of Indo-European" (Part I, p. 377 ff.) の第4章「植物名」・第1節「木」・第9項「針葉樹」の箇所を指示していた。そのような語源は全く念頭になかったので、俄かに探究心が掻き立てられた。そこでは pingō の他に pīnus 「松」と pix 「ピッチ」が引き合いに出されていたが、ピッチについての知識がほとんど無かったのでピンとこなかった。それについて調べていると面白い発見がいくつかあった。

    英語 picture の由来でもある動詞 pingere の語源は、意外にも樹木の名前である。同根の語に PIX (picis, f.) 「ピッチ」がある。ピッチといえばあのユニークなピッチドロップの実験が思い浮かぶが、その実験画像に写っているピッチは真っ黒である。
    本来、ピッチとは天然樹脂から精製されるものを指す。トリニダード・トバゴのピッチ湖 (pitch lake) で湧き出ているのは石油由来の天然アスファルト (Lat. bitūmen -inis, n. ; Grk. ἄτφαλτος) であり、これと区別される。
    樹脂は松 (pine) やモミ (fir) などの針葉樹 (conifer) から得られる。「針葉樹では仮道管に樹脂様物質が集積するのが一般的」 (Yamada, p. 7) であり、それに対し広葉樹の「道管は針葉樹の仮道管と異なって水分の通り道だけの役目」 (Okubo, p. 1) を果たすにすぎず、そこから樹脂は得られない。

    樹脂の特性は何と言っても不溶性であり、出エジプト記にも描かれているように、古来船の防水、塗料、コーティング剤として使用されて来た。このことから、「ピッチをする」=「コーティングする」=>「塗る」という意味の流れが確立される。


    Bibliography

    Gamkrelidze, T.V., Ivanov, V.V., (transl. Nichols, J.), (1995), "Indo-European and the Indo-Europeans: A reconstruction and Historical Analysis of a Proto-Language and a Proto-Culture" Part I: The Text. Part II: Bibliography, Indexes (Trends in Linguistics : Sutudies and Monographs 80), Mouton de Gruyter.
    Okubo, I. (大久保勲), (1985), 「広葉樹の特徴」, [Online pdf.] 
    Yamada, T. (山田利博), (2011),「樹木の防御機構再考」(『木の生命』第9号), [Online, pdf.]


    もっと調べると面白いと思うので、また気が向いたら更新しようと思います



    【2013/11/07 00:28】 動詞 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)




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