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― 西洋古典原論 ―


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Author:兎狐
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    -nōtus? -nitus? (-NOSCO)
    nōscere の完了分詞は nōtus であり、派生動詞 īgnōscere, pernōscere, internōscere の完了分詞はそれぞれ īgnōtus, pernōtus, internōtus である。しかし、cognōscere, agnōscere の完了分詞に限っては、単純に考えれば *cognōtus, *agnōtus となりそうなところであるが、しかし実際は cognitus, agnitus となる。

    ō > i の変化は語中音節における母音弱化現象として説明することができる。このように一部の派生動詞でのみ弱化現象が確認されるのは現在幹ではそれほど珍しいことではないが、ppp. 幹でのみ起こるというのは極めて異例である。たとえば、 -habēre と -hibēre の ppp. 幹はそれぞれ -habitus, -hibitus であり、 -pangere と -pingere に至っては共に -pāctus である。ただ、nōscere の場合、現在幹に sc- 接尾辞を有するので、現在幹には現れ得なかったのかもしれない。

    ところで、なぜ cognitus と agnitus に限って弱化が起きたのだろうか。確かなことは何も言えないが、この2動詞が代替的であり得たことと関係するのかもしれない。ピュティアの有名な勧告 "Γνῶθι σεαυτόν" (汝自らを知れ)をラテン語で表現する場合、キケローは nōscere, cognōscere, agnōscere の3つを用いている。

    Cum igitur 'nosce te' dicit, hoc dicit: 'nosce animum tuum' [Cic. Tusc. 1.52]

    ipsos cognoscimus [Cic. Fin. 5.41]

    ipsa se mens agnoscat coniunctamque cum divina mente se [Cic. Tusc. 5.70]





    【2013/07/18 22:28】 動詞 〔完了分詞幹〕 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)




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